コートはお洋服の中でも価格も高く、買い替えの頻度もシャツなどと違って少ないですよね?それもあって一度買ったら出来るだけ永く着たいもの!
そう考えると気になるのがコートのクリーニングです!
こんな方におすすめ!
- コートをクリーニングに出すべき理由とは?
- コートのクリーニング料金がいくらか知りたい
- どれぐらいの頻度でクリーニングに出すのか知りたい
ここではコートをキレイな状態で永く着る為のクリーニングの知識についてまとめました!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
コートはクリーニングに出した方がいい!その3つの理由とは?

冬になると重宝するコート、直接肌にふれるアイテムではないしそもそもクリーニングに出す必要はあるのでしょうか?
蓄積した目に見えない汚れをきれいにできる
コートの種類や使用されている生地によって違いますが、自宅の洗濯機で洗えるものは少なく、ほとんどが手洗い表記のものが多いです。
また、コートはエリ元は皮脂や汗、表面にはホコリや細かいチリ汚れ、すそは泥など汚れの種類が多く、素人では汚れをしっかりと落とすのは困難です。
無理に洗うことで風合いや型崩れといったトラブルにつながることも・・。
より良い状態を保つためのオプションがある
クリーニング店に依頼すれば綺麗にしてくれるのはもちろんのこと、すでに出来てしまったシミの除去やほつれ直しなど、コートのコンディションを整えてくれるオプションをつける事が出来ます。
また、汚れ防止や撥水加工などのオプションをつければ、通常に利用しても汚れがつきにくくなるメリットが。
お気に入りのコートを長く、大切に着るためにも上手に利用していきたいですね。
汚れを落とすが難しいと説明しましたが、汚れをそのままにクローゼットにしまい込むと、虫食いやカビ、黄ばみ、さらにはシミが出来てしまう可能性があります。
そのため、衣替えの前にクリーニングに出して綺麗な状態で保管するのがおすすめです。
保管前のメンテナンスに最適
クリーニング店によっては、クリーニングの後にそのまま預かり保管サービスがあります。
保管サービスは衣類に最適な環境で保管してくれるので、保管中のトラブルを避ける事ができます。また、シーズンオフの衣替えの時期に利用すれば、自宅の収納スペースにも余裕ができるメリットがあります。
コートのような場所を取りがちなアイテムにおすすめのサービスです。
コートのクリーニング料金相場を徹底解説!

分類 | コート例 | 料金相場(1着) |
ロングコート | ウールコート・ダッフルコート・トレンチコート・コクーンコート・シャギーコート・チェスターコート など | 1,500円〜 |
ハーフコート | Pコート・モッズコート(M51・MA1)など | 1,300円〜 |
ダウンジャケット | – | 1,800円〜 |
ダウンコート | – | 2,000円〜 |
獣毛・天然素材 | カシミヤ・アンゴラ・モヘア・アルパカ・ミンクなど | 2,000円〜 |
ムートンコート | – | 10,000円〜 |
毛皮コート | – | 10,000円〜 |
コートの形状や素材によっても大きく異なりますが、おおよそ1着あたり1,500円〜20,000円程度が目安となります。
一般的なコートであれば1,500円〜3,000円前後、ムートンや毛皮などの高級素材になると10,000円程度かかることが多くあります。
希少性の高い素材はクリーニングが難しいため技術力が求められます。そのため一般のクリーニング店では断られてしまうことがあるので、専門的な技術を持ったクリーニング店に依頼を検討しましょう。

コートをクリーニングの料金の違いは?
ここでは実際にコートをクリーニングに出すにあたり知っておきたい注意点をまとめました。
1.着丈の長さ(ロング・ハーフ)
- ロングコート(着丈が袖よりも長い)
- ハーフコート(着丈が袖とほぼ同等)
クリーニング屋さんの価格表を見ると、ロングコート・ハーフコート・ジャケットという分類を目にすることがあります。
これによって価格が変わることが多いので、まずはロングなのかハーフなのかジャケットなのかを見分ける必要があります。
2.素材の違い(獣毛素材・皮革・毛皮など)
- 毛皮系全般
- 皮革製品全般
- カシミア
- ムートン
- ミンク
- ウール
- シルク
- アンゴラ
- モヘア
- アルパカ
- ベルべット
- 麻
- 染色に天然染料を使っているものなど
コートに使われる素材は様々です。表地・裏地などで2つ以上の素材を組み合わせているもの、ファーや袖口カフス・ボタン部分の一部だけ特殊素材を使っているものなどあります。
特に注意すべきは、動物の毛皮など天然繊維です。天然繊維は、正しいクリーニング方法でないと風合いや着心地に支障が出ます。
その為、取扱い表示をチェックしてそれらの繊維が使われていないかどうかチェックしましょう。
コートの品質タグの繊維混用率をチェックし事前にクリーニング屋さんに確認をすると安心です。

3.ファーやバックベルトなどの付属品
- バックベルト
- ライナー
- ファー・ボア
- 毛皮フード
- 袖口毛皮
- カフス など
取り外しができるファー(リアル・フェイク)やコートのバックベルトはコートとは別に1点としてカウントされることが多いです。
特にファーもベルトも毛皮・革製品のため、特殊クリーニングとなって価格が割高になります。クリーニング不要な場合、あらかじめ外しておくのが良いでしょう。
4.高級ブランド品かどうか
高級ブランド品はブランド価値が高いだけではなく、希少性が高い素材が使われていることが多くあります。
そのため一般的に高級ブランド品はクリーニング料金も高い傾向にあります。
コートをクリーニングに出す頻度はどれぐらい?いつ出したら良いの?

コートをクリーニングする最適な頻度は、シーズン中に1回・シーズンが終わった後に1回です。
冬物コートの場合、12月下旬から~2月下旬までの約4ヶ月着ることが多いので、年末・年明けのタイミングで1回というのが良いでしょう。
寒さが和らいでくるシーズン終わりの3月頭頃に1回出すのが理想的です。
ただし、シャツなどと違って着回しできる着数が少ないためシーズン終わりに1回出すケースが実際には多いでしょう。
コートのクリーニングの多くはドライクリーニング。ドライクリーニングは繊維への負担や縮みなどが水洗いと比べて小さくなります。
またクリーニングをしないことは、汗や皮脂、汚れをそのまま放置することになります。ワンシーズン終わって、クリーニングに出さずに1年後にクローゼットから引っ張り出して来たらカビが生えてしまった・・!
クリーニングをする負担よりも、クリーニングをしないで起こる衣類への負担のほうが大きくなるのでシーズンが終わったときには出来るだけ早めにクリーニングしてもらいましょう。
コートクリーニングにかかる平均日数はどれぐらい?
コートの種類やデリケート素材の有無によって納期は大きく異なります。一般的にデリケート素材などが使われいないコートであれば4日~7日程度。
毛皮や皮革製品などクリーニング工程に時間がかかるものだと、場合によっては2週間~4週間かかることもあります。
出来るだけ余裕をもってクリーニングに出すようにしましょう。
コートをクリーニングに出した後の日々のお手入れと保管方法!
お気に入りのコートを出来るだけ良い状態で永く使う為に知っておきたい日々のお手入れと保管方法についてまとめました。
着用したコートは帰宅後にブラッシングをする

外から帰ってくると、見えないホコリや花粉、排気ガスの油分などがコート表面に付着しています。まずはホコリや花粉などの粒子をしっかり落とすことが大切です。
その際に使うブラシはコートの表地を傷めない専用のものを使うようにしましょう。
ハンガーはコートの肩幅に合ったもの

コートは型崩れをするとデザイン性が損なわれやすい衣類です。また重量もあるため肩幅に合ったサイズのハンガーを選ぶ必要があります。
またニットコートに限っては自重によって伸びてしまう可能性があるので畳みでの保管がおすすめです。
コートをクローゼットに保管する場合、防湿・防虫剤を使う

コートの多くに天然繊維・獣毛製品が使われます。天然繊維は処理をしてあるにせよ化学繊維よりも虫食いのリスクがあります。また湿気によるカビの発生もあり得るので防湿・防虫剤を使用して保管しましょう。
コートのクリーニングは宅配クリーニングもおすすめ
- 自宅で完結できる
- 都合がよい日、時間に依頼できる
- お得に利用することができる
- 預かり保管サービスがあるところも
コートのような重いアイテムのクリーニングは宅配クリーニングサービスがおすすめです。スマホやパソコンで簡単に依頼することができますし、わざわざ重いコートを店舗にもっていく手間も必要ありません。
自宅にとりに来てくれて、クリーニングが終われば届けてくれるのでとても楽です。
また、店舗だとクリーニング単価が高くなりがちなコート。宅配クリーニングではパックプランがある事が多いのでお得に利用できます。
クリーニング後にそのまま保管サービスもおすすめです。シーズンオフの衣替えの時期に宅配クリーニングを依頼すれば、そのまま最適な環境でコートを保管してくれます。
かさばりがちなコートが無くなれば、クローゼットの収納できるスペースが増えてすっきり!
まとめ
いかがでしたでしょうか??
コートといってもたくさんの種類、そして素材が使われています。
そのため、価格だけではなく信頼できるクリーニング屋さんにお願いしないと風合いが大きく変わってしまった・・ということになりかねません。
出来るだけ出す側の私たちも素材についての理解を深め、クリーニングトラブルを防ぐ知識をつけるのが良いでしょう。
クリーニングしたい衣類の引取りからお届けまで自宅にいながら完結できる宅配クリーニング。
たくさんある宅配クリーニングサービスの選び方から価格が安いお店まで徹底比較しました。お店選びの参考にしてみてください。